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数日後、旦那に連れられて病院に足を運んでみると、案の定かなり混んでいた。
受付で、予約をしていないので診察までにはかなり時間を要し、さらに紹介状なしの初診ということで余分に診療費が加算される、と伝えられるが、いずれも事前に了解済みである。
ある程度を越えた規模の病院の場合、前にかかっていた医療機関の紹介状がなければ初診時に余計な金がかかる、ということは医療事務の経験上知ってはいたが、例の医者に対して
「あなたは医師として信用できません。他の病院に行くので紹介状を下さい」
とは言い出しづらかったので、ここは我慢を決めこんだのだ。
(病院を選ぶ権利は患者にあるのだから、本来遠慮するところではないのだろうが)
そうやって待つこと数時間。昼近くになって、ようやく診察の番が回ってきた。
簡単にこれまでの経過を説明し、前の医院での検査結果のコピーを手渡す。
『HbA1c 15.4%』の数値を見て、「ず、随分と高いですね……」と、軽く言葉を失う医師。
まっとうな反応が返ってきて、内心で軽く安堵する私がそこにいた。
「――話を聞く限り、インスリンの分泌が不足する1型糖尿病の疑いがあるので、こちらでもいくつか検査をしたいのですが、お時間は大丈夫ですか」
ええ、喜んで。
……とは流石に言わなかったが、こういう対応を私が求めていたのは事実である。
検査結果待ちで、さらに1時間余りを要することになったが、必要とあらば仕方がない。
そして。私は、ようやくその言葉を聞くことができたのだった。
「やはり、1型糖尿病のようですね」
インスリン自己注射や血糖測定の基礎を覚えるため、数週間の入院が必要との説明を受け、1週間後の6月25日からの入院が決定。
最初は「衰弱も激しいようなので、できればすぐにでも入院した方がいい」と即日入院を勧められたのだが、生まれて初めての入院ということで不安もあり、しっかり準備をしてからということになった。
病院を後にしてから、心の中で呟く。
……やっぱり、重症だったんじゃないか。
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なかなか安定しない血糖値に悩まされていたところ、夫・386によってMTBの道に誘われる。
現在はレース出場を目指してトレーニングの日々。