1型糖尿病を持病に持つAkiRaの闘病記。
現在、MTBレース出場を目指してトレーニング中。
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3月に入り、私は体調不良を抱えたまま23歳の誕生日を迎えることになった。
相変わらず喉の渇きは治まらず、体重のグラフは緩やかながらも下降を続けている。
体力は回復するどころか低下する一方で、この頃は買い物に出かけるだけで息切れがするほどになっていた。
外出するのも億劫になり、気分も塞ぎがちになっていたある日、私は自分の左胸に1×1.5cmくらいのしこりができていることに気付く。
咄嗟に、最悪の仮説が脳裏にひらめいた。
――もしかしたら、乳がんかもしれない。
そうであれば、この原因不明の体重減少やらもつじつまが合うではないか。
至って短絡的な思考と、『がん』という病名に対する怯えに突き動かされて、私はすぐさま検査を受けた。
万が一、乳がんであったとしても、早期に発見できれば生存率は決して低くはない。
自分に繰り返し言い聞かせても、精密検査の結果が出るまでは正直生きた心地がしなかった。
結局、しこりの正体は良性の繊維腺腫であると判明。
ホッと一息ついたのもつかの間、体調不良の原因究明は振り出しへと戻ってしまった。
(もし、この時に一般的な血液検査も受けていたとしたら、血糖値の変動で糖尿病と容易に診断できただろう。しかし、乳がん検診とそこから派生する精密検査には、そういった項目は含まれていないのである)
訳もわからぬまま、体重はなおも減っていく。
いいから、素直に内科に行けよ……と、2007年にこれを書いている私などは思うが、人間、弱ると冷静な判断力を失うものらしい。
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プロフィール
HN:
芳永明良(AkiRa)
年齢:
45
性別:
女性
誕生日:
1980/03/17
自己紹介:
2003年、23歳で1型糖尿病を発症。
なかなか安定しない血糖値に悩まされていたところ、夫・386によってMTBの道に誘われる。
現在はレース出場を目指してトレーニングの日々。
なかなか安定しない血糖値に悩まされていたところ、夫・386によってMTBの道に誘われる。
現在はレース出場を目指してトレーニングの日々。
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