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雪解けの季節となっても、状態は少しも改善しない。
体重は減り続けており、52kgあった体重は既に45kgを割っていた。
食欲がなかったわけではなく、むしろ普段より食べる量は増えている。
ただ、この時は既にインスリンの分泌量が激減していたと考えられるため、いくら食べ物を摂取しても私の身体はそれをエネルギーとして取り込むことができない。
足りない分は今までに貯め込んだ脂肪を燃やすことで補うしかなく、結果、どんどん痩せていく。
一方、吸収しきれない栄養はそのまま血糖値の一部となり、さらなる病状の悪化を招く。
食べれば食べるほど衰えるなんて、燃費が悪いにもほどがある。
体重減少以上に私を悩ませたのは、耐え難いほどの喉の渇き、そしてそこから派生する多飲・多尿である。
この時期、私が1日に消費する水分はゆうに4リットルを越えていた。1.5ペットボトルなんて、あっという間に空にしてしまう。
口にしていたのは清涼飲料水やスポーツドリンクがほとんどで、おかげで血糖値はさらに跳ね上がっていたと考えられる。
そうすると、排尿の際、糖とともに大量の水分が失われるので再び喉が渇く。そして、欲しいだけ飲んでしまう。
糖尿病における、典型的な悪循環に陥っていたわけだ。とにかく飲みまくり、その端からトイレに行きまくった。
そろそろ、自分の体に何が起こっているか気付いても良さそうなものだが、この期に及んでも、私はまだ「疲れやすいだけ」と言い張り、病院に足を運ぶことを拒んだ。
そればかりか、友人に『糖尿病』の可能性を指摘されてさえ、まったく聞き入れようとしなかった。
真実を知るのを恐れ、逃げていただけかもしれない。
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なかなか安定しない血糖値に悩まされていたところ、夫・386によってMTBの道に誘われる。
現在はレース出場を目指してトレーニングの日々。